タイルセット はスプライトから作成されますが、GameMaker Studio 2 においてはスプライトやオブジェクトと少し異なる扱いをされているため、別のリソースとして分類されています。タイル は、CPU や GPU をほとんど使わずに描画できるグラフィック リソースであり、静的なアイテムのデザインに適しています。そして、複数のタイルをひとつのスプライトへ並べたものを タイルセット と呼びます。タイルは、長方形 または 正方形でなければなりません。これら以外のタイルが必要な場合は、通常どおりにスプライトを作成して、後述するルーム エディターの アセット レイヤー を使用します。今回のクイック スタート ガイドでは、例として、見下ろし型ゲームの壁を作るために使用するタイルセットについて説明していきます。
まず、スプライト エディター/画像エディターを使ってタイルセットの画像を用意する必要があります。最終的には次のようになります:
ここで、最初のタイルが空になっていることに注目してください。GameMaker Studio 2 におけるタイル (0) は、基本的に "削除" および "空白" タイルとして使用されるため、常に 空である必要があります。したがって、タイルマップを作成するときは、左上端のタイルを空にしなければなりません。また、上のタイルセットでは計47枚のタイルを使用していますが、ルーム エディターにはタイルを回転または反転させて配置する機能が備わっているため、実際にはここまで多くのタイルを用意しなくてもいい場合があります。
スプライトが完成したので、ここからタイルセットを作成できます。まずタイルセット リソース フォルダーを右クリック して 作成 を選択し、新規タイルセット リソースを作成します。すると タイルセット エディター が起動するので、ここでスプライトを追加しプロパティを設定できます:
ここでは、各タイルセットのサイズを 32px に設定しています。オフセットなどの設定は必要ないため、そのほかの値はデフォルト値のままにしています。これで、ルーム エディターのタイルマップ レイヤーへタイルセットを "直接" 配置できるようになりました! タイルセット エディターを終了しましょう。タイルセット エディターのより高度な機能について、もっと詳細を知りたい場合は マニュアルの該当箇所 を参照してください。次回は、プロジェクトに使用する効果音を作成していきましょう...