GameMaker Studio 2 にはさまざまなライセンスが用意されています。単にゲーム制作を楽しみたいのか、あるいはゲームを販売・配布したいのか、またはターゲットとなるユーザー層によっても、あなたが選ぶべきライセンスは大きく異なってきます。次に、各ライセンスの詳細を示します。
YoYo アカウントに登録すると、GameMaker Studio 2 を30日間起動できる無料の Trial ライセンスが付与されます。ここから必要に応じてさまざまなアップグレードを購入できます。Trial ライセンスでは、GameMaker Studio 2 の提供するほとんどの体験に加え、macOS または Windows PC で実行することができるかわりに、30日間の試用期限が定められています。30日が経過してからも引き続き製品を使用するには、いずれかの有料ライセンスへアップグレードする必要があります。Trial ライセンスには次の制限があることに注意してください:
- 確認メールを通して YoYo アカウントへアクティベートした日から30日間のみ GMS2 にアクセスできます。
- 各ターゲット プラットフォームの実行ファイルをコンパイルすることはできません。
- よりパフォーマンスに優れる "YYC" ターゲットへのエクスポートをテストすることはできません。
- Trial ライセンスの試用期限が迫っていることを示す IDE 通知をオフにすることはできません (環境設定から通知をオフにすることで、それ以外の通知を無効化することは可能です).
- Marketplace パブリッシャー アカウントを作成することはできません (YoYo アカウントを使用して Marketplace から無料または有料のアセットを購入することは可能です).
GameMaker Studio 2 の Creator バージョンでは、Trial ライセンス (上記参照) の30日間の制限が撤廃され、macOS か Windows のどちらかのプラットフォームへ向けてゲームをエクスポートすることができます。利用可能なターゲット プラットフォームは購入した IDE (Creator for macOS または Creator for Windows) によって異なり、VM (ランナー + インタープリター コード) を使用してゲームを実行およびエクスポートします。セットアップに関する詳細は、必要な SDK または デスクトップ ターゲット のセクションを参照してください。Creator ライセンスには、次の2つの制限があることに注意してください:
- ゲーム読み込み時のスプラッシュ スクリーンをデフォルトから変更することはできません。
- より高性能な "YYC" ターゲットへ向けてプロジェクトをビルドすることはできません。
GameMaker Studio 2 の Desktop バージョンでは、Trial ライセンス (上記参照) のすべての制限が撤廃され、プロジェクトを次のデスクトップ ターゲットへコンパイルできます:
- Windows
- macOS
- Ubuntu
いずれのターゲットにも2つのコンパイル オプションが用意されています。1つめはランナーとインタープリター コードを使用する VM で、もうひとつはネイティブコードとコンパイル済みの実行ファイルを作成する YYC (YoYo Compiler) です。YYC オプションでは追加の設定が必要になることに注意してください。詳細については、必要な SDK のセクションまたは デスクトップ ターゲット のヘルプを参照してください。
GameMaker Studio 2 の Web バージョンでは、Trial ライセンス (上記参照) のすべての制限が撤廃され、プロジェクトを HTML5 ターゲットへコンパイルできます。ゲームは JavaScript を使用してコンパイルされます。詳細については、YoYo Games ヘルプを参照してください: Web 用のセットアップ (HTML5)
GameMaker Studio 2 の Amazon Fire バージョンでは、Trial ライセンス (上記参照) のすべての制限が撤廃され、プロジェクトを Amazon Fire ターゲットへコンパイルできます。ゲームは Android SDK を使用してコンパイルされ、VM (インタープリターつきのランナー) または YYC (ネイティブコードを生成する YoYo Compiler) のいずれかを使用してコンパイルできます。セットアップに関する詳細は、必要な SDK セクションまたは Amazon Fire ライセンスのヘルプを参照してください。
GameMaker Studio 2 の Mobile バージョンでは、Trial ライセンス (上記参照) のすべての制限が撤廃され、プロジェクトを次のターゲットへコンパイルできます:
- Android
- Amazon Fire
- iOS
- tvOS
いずれのターゲットにも2つのコンパイル オプションが用意されています。1つめはランナーとインタープリター コードを使用する VM で、もうひとつはネイティブコードとコンパイル済みの実行ファイルを作成する YYC (YoYo Compiler) です。YYC オプションでは追加の設定が必要になることに注意してください。セットアップに関する詳細は、必要な SDK のセクションまたは モバイル ターゲットのヘルプを参照してください。
GameMaker Studio 2 の UWP バージョンでは、Trial ライセンス (上記参照) のすべての制限が撤廃され、プロジェクトを UWP 準拠の実行ファイルとしてコンパイルできます。実行ファイルは、次の3つの UWP プラットフォームのいずれかで実行できるように構成できます:
- Windows 10 デスクトップ版
- Windows 10 Mobile
- Xbox One
UWP ターゲットにはそれぞれ2つのコンパイル オプションが用意されています。1つめはランナーとインタープリター コードを使用する VM で、もうひとつはネイティブコードとコンパイル済みの実行ファイルを作成する YYC (YoYo Compiler) です。YYC オプションでは追加の設定が必要になることに注意してください。セットアップに関する詳細は、必要な SDK のセクションまたは UWP ターゲットのヘルプを参照してください。
GameMaker Studio 2 の Consoles バージョンでは、Trial ライセンス (上記参照) のすべての制限が撤廃され、プロジェクトを次のターゲット プラットフォームへコンパイルできます
- Xbox One
- PlayStation 4
- Nintendo Switch
いずれのコンシューマー ターゲットにも2つのコンパイル オプションが用意されています。1つめはランナーとインタープリター コードを使用する VM で、もうひとつはネイティブコードとコンパイル済みの実行ファイルを作成する YYC (YoYo Compiler) です。YYC オプションでは追加の設定が必要になることに注意してください。セットアップに関する詳細は、必要な SDK のセクションを参照してください。
重要! コンシューマーへのエクスポートに関連するさまざまな NDA (秘密保持契約) の制限により、これらのターゲットのセットアップまたはプログラミングについての情報は、この GameMaker Studio 2 マニュアル内に存在しません。選択したプラットフォームのデベロッパーとして登録を終えたら、適切なドキュメントへアクセスできるよう YoYo アカウントを通してヘルプデスクへ連絡してください。
GameMaker Studio 2 は、大学のような環境でも使用できます。詳細については、YoYo Games 教育向けポータルから YoYo Games へお問い合わせください。